2021年5月18日、韓国・MBNによると、グアムの観光業界では「日本より韓国の観光客の方がグアムの旅行事業に大きく貢献する」と言われている。

記事によると、グアムの観光業界は日本より韓国の方が新型コロナウイルスワクチンの接種率が高いこと、韓国政府がワクチンを接種した旅行客に14日間の自主隔離期間を免除する案を検討していることなどを根拠に韓国人観光客に期待をかけている。

グアム政府観光局のゲリー・ペレス副局長は「まだ時期は分からないが、数週以内に（韓国政府の）決定が出るとみられる」とし、「ここ（グアム）では日本人観光客より韓国人観光客の方がより多くお金を使う傾向がある」と話したという。

グアム観光庁は現在、韓国人観光客誘致のためのマーケティング費用として800万ドル（約8億7000万円）を割り当てている。日本は550万ドル、台湾は250万ドルだという。

なお新型コロナウイルス事態前から、グアムを訪れる韓国人観光客の数は日本人観光客の数を圧倒していたという。

これに韓国のネットユーザーからは「グアムは最高の観光地だ。韓国からの距離もちょうど良く、団体ツアーで行っても個人で行っても満足できる。韓国人が多すぎるところが長所であり短所だけど。早くコロナが終息して行けるようになってほしい」「グアムでは道に迷っても大丈夫。周りを見渡せば必ず韓国人が見つかるから。早くグアムを観光したい」など、グアム人気をうかがわせる声が上がっている。

一方で「日本人より韓国人の方がいいカモということ？」「日本人はグアムよりハワイを好むからね。それより韓国のワクチン接種率が日本より高いなんて初耳だけど？」「アストラゼネカ製ワクチンは隔離免除の対象でないってところがポイント。韓国はアストラゼネカ保有国なのに」などと指摘する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）