Record China 2021年5月24日(月) 18時20分
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中国甘粛省白銀市でこのほど開かれたクロスカントリー大会で天候の急変により21人が死亡する事故が起きたが、地元テレビ局がその翌日に開会式の模様を再放送し批判を浴びているという。
中国北西部の甘粛省白銀市で22日開かれた100キロクロスカントリー大会は、途中で天候が急変して気温が急降下するなどし、参加者172人のうち、体温が低下するなどして21人が死亡する惨事となった。
これに関連し、中国メディアの紅星新聞は24日、白銀市のテレビ局「白銀電視台」が23日夜、22日朝に行われた大会の開会式の模様を再放送したことについて、ネット上では「不適切だ」「被害者の遺族に対する二次被害だ」などと批判する声が相次いだと報じた。
紅星新聞によると、白銀市の共産党委員会は「ネット上の声に留意している」(宣伝部関係者)、「確かに不適切。(再放送の経緯について)テレビ局への確認が必要」(インターネット情報弁公室関係者)などとコメントしているという。
中国メディアの報道によると、大会は22日午前に始まり、昼すぎに20~31キロ区間の標高が高い地点で、天候が極端に変わってひょうが降り、強風が吹くなどし、気温が急降下した。参加者から大会関係者に助けを求める連絡が入り、主催者は大会を中止。消防当局などが700人態勢で夜通しで救助活動にあたったが、23日午前に21人の死亡が確認された。低体温症とみられるという。残りの151人は無事で、うち8人が軽傷を負った。(翻訳・編集/柳川)
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