インスタント麵はなぜ「縮れ麺」なの?実はこんな秘密があった!―中国メディア

Record China    2021年6月7日(月) 22時50分

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1日、果殻網は、インスタントラーメンが「縮れ麺」である理由について解説する記事を掲載した。写真はインスタント麺。

2021年6月1日、果殻網は、インスタントラーメンが「縮れ麺」である理由について解説する記事を掲載した。

記事はまず、インスタントラーメンの麺が縮れる原理について紹介。こねた生地をローラーで厚さ数ミリの板状に圧延し、さらに細く切って麺状にする工程で、生地を切るための箱型の装置を通過する際に切られた麺が壁に衝突することで変形するとした。さらに、装置の下のベルトコンベアの速度が麺を切り出す速度よりも緩く、装置の出口で麺がある程度堆積するためにさらなる縮れが発生するのだと伝えた。

その上で、インスタント麺の縮れは1958年に日本で初めて発売された「チキンラーメン」から、さまざまな工程の改良を経た現在に至るまで変わっていないと指摘。それは、縮れていることによる製造上のメリットが数多く存在するからだとしている。

まず、麺に火を通すために蒸す工程では縮れている方が蒸し器のスペースをコンパクトにできるほか、麺と麺の間に空気の隙間があるために麺同士の癒着を防げる上に、短い時間で火が通ると説明。同様に脱水、乾燥も時間がかからず、油揚げの工程では時間が短縮されるだけでなく、その分油の吸収も減らすことができると伝えた。

さらに、包装工程においてもストレート麺に比べて縮れ麺はパッケージを小さくでき、コストの節約につながる上、圧力にも強いため輸送時の破損も低減できると紹介。「インスタント麺の縮れ設計には、多くの創意工夫が凝縮されていると言わざるを得ない」と評した。(翻訳・編集/川尻

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