Record China 2021年6月5日(土) 20時20分
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2日、観察者網は、中国の人気少女向けアニメ「精霊夢葉羅麗」の内容が「少女離れ」し、子どもの健全な成長に悪影響を与えるとして物議を醸していると報じた。
2021年6月2日、中国メディアの観察者網は、中国の人気少女向けアニメ「精霊夢葉羅麗」の内容が「少女離れ」し、子どもの健全な成長に悪影響を与えるとして物議を醸していると報じた。
「精霊夢葉羅麗」は中国の3Dアニメで2013年に放送を開始し、主人公の少女が仙人のサポートを得て「葉羅麗の戦士」として敵を倒すという、環境保護をテーマとしたストーリーだ。少女層を中心に高い人気を誇り、関連商品の売り上げも非常に大きく、制作会社である河北精英動漫文化有限公司は同作品関連のビジネスにより年間収入が1億元を突破したという。
記事は、同社が会計報告にて「7〜14歳の少女市場に特化」と明記しているのに対し、同作品では「小学5年生の主人公が変身すると太ももをあらわにしたセクシーな大人の女性のようないでたちになる」「男女間で多くのカップルが誕生し、正常な小学生同士の関係とかけ離れている」「敵キャラが学校で主人公に対して罵声や誹謗(ひぼう)中傷を浴びせるなどのいじめを行う」「ケンカやつかみ合い、嫉妬、稚拙なストーリー」など、小中学生の少女が視聴するアニメとしてふさわしくない内容が数多く見られるとして、批判の声が上がっていると伝えた。
そして、河北省石家荘市文化放送・観光局が1日、同社に対して調査、改善命令を出すとともに、専門家による作品全体に対する全面調査を実施することを明らかにしたと紹介。この通達について、一部のネットユーザーは「教育問題をアニメのせいにするな。アニメの作用は軽微なものであり、子どもの健全な成長は、保護者の関わり方によって決まる」との考えを示したものの、大部分のネットユーザーは「対象が7〜14歳の少女となっている以上、相応の是正措置を取るべきだ」と当局を支持する態度を見せている、と報じた。(翻訳・編集/川尻)
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