人民網日本語版 2021年6月9日(水) 7時50分
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6月18日にはまだしばらくあるが、ショッピングイベント「618」は5月下旬にすでに始まっている。
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6月18日にはまだしばらくあるが、ショッピングイベント「618」は5月下旬にすでに始まっている。大手の商業施設やプラットフォームがイベント開始のプレセールを次々打ち出し、ネット全体に爆買いの大きなうねりが起きている。銭江晩報が伝えた。
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「前に衝動買いしたものは何?」というのが、最近の微博(ウェイボー)でよく検索される話題で、1万人近くのネットユーザーが討論に加わった。
販促イベントがあると衝動買いがやめられない「手切れ族」の白さん(IT関係)は、毎回「お金を使って一番買っているのは何?」と聞かれると、「教訓」だと諦められない様子で答える。
微博でこの話題になると、ネットユーザーがそれぞれの「後悔リスト」を次々に公開している。最も話題性の高い一人は「シェアモバイルバッテリー」を挙げて、みんなを驚かせた。
周りは悲しんでいいのか笑っていいのかわからないといった反応で、「ちょっと待って、なんで買ったの?」「誰かが地図であなたのおうちのバッテリーを検索して、家に来たら貸してあげるの?」「自分で自分のお金を稼ぐってこと?シェアできるの?」「前に写真を見たけど、酔ってやらかしてしまったという感じ」などのコメントが寄せられた。
「新して珍しい」商品はほかにもあり、手に入るとすぐに隅に追いやられて忘れられてしまうものが多い。スマートフォンに差し込んで、昔のように手に持って使用する電話の受話器、ウルトラマンの衣装などだ。
浙江省杭州市拱墅区で働く楊さんは、ブロガーが紹介したゲーム機が欲しくなり、思い切って分割ローンを組んで買うことにした。ただ、これまでに遊んだのは2回だけで、今では家のオブジェになっている。楊さんは、「全部衝動的な買い物のなれの果て」と自分で自分にツッコミを入れた。
「荷物が発送されたお知らせを見た時の喜びは、すぐに忘れてしまう」。今年の618イベント期間中、杭州に住む「80後(1980年代生まれ)」の董さんはライブコマースを見て5点の商品を購入した。「その時は衝動的にお得になるように買い物をしたつもりだったが、2日後にいろいろ考えてキャンセルした」と以前の自分を振り返ってため息をついた。
董さんは若いときの爆買いの思い出を振り返った。30数点を買って、結局13点を返品した。一気にスマートフォンカバーを4種類買ったが、下半期に突然機種変更したくなった。割引率が高くなるようにと思い、頭がのぼせたようになり、同じデザインの服を色違いで3枚買ってしまった。
董さんは、「いくらになると割引きになるからというので、似合わないものを衝動的に買ってしまうのが返品の主な原因。でも今ではもっと自制できるようになり、身の丈に合わせて、理性的に買い物できるようになった」と話した。
それでは、すぐにネットユーザーのツッコミのネタになってしまうものたちは、隅に置かれた後で中古取引プラットフォームの「人気者」になるのだろうか。
ヘアアイロン、数千ピースもあるジグソーパズル、下着用洗濯機……中古品取引の閑魚の人気検索ランキングには、ベビー・マタニティ用品、電子製品、ゲーム機、ブラインドボックス、トレーニング機器、美顔器などが並ぶ。
閑魚のデータもこうした動向を裏付ける。
昨年一年間、閑魚では使われなくなった電子ブックリーダーのKindleが40万台以上取引され、毎月平均3万台を超えた。そこでネットユーザーはKindleの行く末について、「カップラーメンの蓋になるのが半分、閑魚で売られるのが半分」と結論を出した。人気のブラインドボックスは若者の「趣味経済」の人気商品だが、トレンドのフィギュアの人気が冷めないため、中古市場では閑魚だけでも1年に44万人以上が取引をしている。
このほか、使わなくなったベビー・マタニティ用品の交換はますます普通のことになり、これは現在の若いパパ・ママが子育てのプレッシャーを緩和する新しい方法になったとみられ、ネットユーザーたちは「閑魚式子育て」などと呼ぶ。毎年2000万人以上のパパ・ママが中古市場で品物を交換し、その中では「85後(1985年から1989年生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」の占める割合が高く、15%以上に達する。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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