テレビ破壊してもいい…中国の抗日ドラマに登場する「時空を超えちゃった」武器たち―中国メディア

Record China    2021年6月11日(金) 14時40分

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9日、観察者網は「抗日神ドラマに登場する、時空を越えてしまった武器」を紹介する記事を掲載した。

2021年6月9日、中国メディアの観察者網は「抗日神ドラマに登場する、時空を越えてしまった武器」を紹介する記事を掲載した。中国の抗日ドラマはめちゃくちゃな設定や時代考証が問題視されており、そのあまりの荒唐無稽さから「神ドラマ」などとやゆされる。

記事はまず、チェコスロバキア製のブルーのZB26軽機関銃を紹介。1926年に生産が始まり、34年に国民政府が導入して各地の兵器工場で模造が盛んに行われ、抗日戦争期間中に中国の各軍隊に大量配備されたと伝える一方で、30年代より前の時代設定のドラマでこの武器が出現するものはみんな「うそ」になると説明した。

次に、英国で40年に開発されたステンガンに言及。ナチス・ドイツによる本土上陸の危機が迫る一方で兵器が不足するという厳しい状況の中で開発された緊急対応的武器であり、その作りは簡単で粗雑でさえ合ったとした。そして、この銃に初めて触れた中国軍は42〜45年のビルマ、インドへの遠征軍だったと伝え、紅軍の時期や抗日戦争初期を扱ったドラマには「出てきてはいけない存在」なのだとしている。

さらに、第2時大戦中の42年に設計開発されたM3サブマシンガンも、当時の中国軍に供与されて広く用いられたものの、41年以前の戦闘シーンで出現することはあり得ないと伝えた。

そして最後に「最も容認できないオフサイド」として、狙撃銃の存在を挙げた。中国では長きにわたり専用の狙撃銃が装備されず、最も早く装備されたのはベトナム人から取得したドラグノフ狙撃銃を模倣した79式狙撃銃だったと指摘。ドラグノフは60年代にソ連で開発された武器であり、中華人民共和国建国の49年以前を部隊としたドラマにおいて中国軍が狙撃銃を構えるようなシーンがあるドラマを見たら「チャンネルを変えるのがベスト。何ならテレビを破壊してもいい」とした。(翻訳・編集/川尻

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