Record China 2021年6月22日(火) 12時20分
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中国四川省広元市で13日、4歳の時に誘拐された男性が31年ぶりに肉親との再会を果たした。
現地メディアの封面新聞などによると、4歳になったばかりの頃に誘拐された男性は同日、警察官の案内の下、鉄道で帰郷。駅から警察車両で実家のある旺蒼県の公安局に移動し、この時を待ちわびて号泣する母親と抱擁を交わした。男性がさらわれてから警察も家族もあちこち探し回り、今年1月に始まった子どもの誘拐事件を対象とする特別プロジェクトで膨大なデータを比較した中から男性と見られる人物が見つかったのだという。
一家が再会を果たした翌日の14日は、中国の伝統的な祝日・端午節で、封面新聞は「誘拐から31年。この端午節に一家はついにだんらんをかなえた」と紹介。中国のネットユーザーは「お母さんの姿を見て辛くなった。この先、誘拐事件なんて起こりませんように」「見ていて私も泣きたくなった」「見つかって良かった」「いつになったらこうした悲劇が永遠になくなるのだろう」などと安堵(あんど)する一方で、「男性が健康なのが救い。人身売買の犯人には重い罰を」「子どもを買う側も重く罰せられるべき。買い手がいなかったら売買の場だってなくなる」など犯罪者に厳罰を求める声も数多く寄せられている。(翻訳・編集/野谷)
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