謎の北上のゾウの群れ、監視員は「頭数確認強迫症」に―中国メディア

Record China    2021年6月18日(金) 5時30分

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中国南部の雲南省で、野生のアジアゾウの群れが生息地北限を越えて北上を続けていることが注目されている。

中国南部の雲南省で、野生のアジアゾウの群れが生息地北限を越えて北上を続けていることが注目されている。

報道によると、省南部のシーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州にいた群れは昨年3月以降、北上。ここ1カ月の間に複数の県、市を通過し、省都の昆明市の中心部に到達するのではと懸念されていた。だが突然向きを南西に変えて移動を止め、現在は省中部・玉渓市易門県十街郷で迂回(うかい)しながら約1週間活動を続けているという。

これに関連し、ニュースサイトの極目新聞は16日、「北上の途上で起きた面白いエピソード」とし、ゾウの群れが昨年8月、省南西部・普ジ市倚象鎮大寨村を通過した際、民家で塩を探して食べるということがあったと伝えている。

地元当局は、ゾウが人が住んでいるところに近づかないよう、サーモカメラ付きのドローンを使って行動を24時間監視している。極目新聞によると、監視員は数分おきにゾウの群れの数を数えなければならないため「頭数確認強迫症」になっているという。(翻訳・編集/柳川)

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