記事によると、査読前論文のデータベースである「バイオアーカイブ(bioRxiv)」に16日、中国海軍医科大学の研究者らによる「A rat model of pregnancy in the male parabiont」(男性パラビオントにおける妊娠のラットモデル)という論文が掲載された。論文では、雄のラットの体内に妊娠したラットのモデルを構築することに成功したとされており、雄と雌のラットを背中同士でつなぎ合わせる手術を行った後に、血液交換によって雌の微環境を雄に与え、8週間後に雄ラットに子宮移植手術を実施。その後に胚胎を雄の子宮に移植したという。46組の雌雄結合ラットで280個の胚胎が雄の子宮に移植された結果、27個が正常に発育を開始し、最終的に雄の子宮から10匹の子マウスが生まれて大人となり、繁殖能力を持つに至ったと述べられている。
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