人民網日本語版 2021年6月22日(火) 17時50分
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京東集団は19日、「6月1日早朝から6月19日午前0時までの間に、ショッピングイベント『618』の大規模なキャンペーンにより、京東の注文金額は3438億元を超えて、過去最高を更新した」と発表した。
京東集団は19日早朝、「6月1日早朝から6月19日午前0時までの間に、ショッピングイベント『618』の大規模なキャンペーンにより、京東の注文金額は3438億元(約5兆8446億円)を超えて、過去最高を更新した」と発表した。
この数字は昨年の累計金額2692億元に比べて27.7%増加し、京東の昨年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間の2715億元も上回った。
ポストコロナ時代の今、いくつかの大きな消費トレンドに注目が集まる。
1つ目のトレンドは農産物の質を重視した消費が盛んになったことだ。
京東ビッグデータ研究院の林江(リン・ジアン)シニアデータアナリストは、「京東のプラットフォームでは、今年は農産物消費の伸びが非常に目立った。買い物かごに入れた商品を見ると、農産物の量が例年の2.5倍に増えた」と述べた。
その背後には、サプライチェーンシステムの効率向上があり、ますます多くの消費者がネットで全国各地の農産物を買って試してみようと考えるようになったことがある。京東の物流拠点は全国の農産物特産地530カ所余りに広がり、「618」期間を通じ、農産物の輸送量は同200%以上増加した。
2つ目のトレンドは中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド「国潮」が新たな消費の注目点になったことだ。
消費者層の変化とルート変革の2つの影響により、国産ブランドの市場での認知度が上がり続けた。「618」期間には、天猫(Tmall)が初めて老舗専用の会場を設置し、そこでの取引額は10億元を突破し、1日の営業収益が100万元(約1700万円)を超えた老舗ブランドが61に達した。
京東のビッグデータでは、国際ブランドの前年同期比増加率に比べ、20年の中国ブランドは取引額の増加率が6%高く、ブランド数の増加率が5%高く、ユーザー数の増加率が18%高かった。消費者によく検索される人気ブランドトップ10のうち、国産ブランドが7つを占め、華為(ファーウェイ)、小米、マオタイ、OPPO、vivo、栄耀、格力、李寧、五糧液などのブランドが最も注目を集めた。
3つ目のトレンドは高度成長を遂げる新製品が登場したことだ。
同研究院の劉暉(リウ・フイ)最高デジタル責任者(CDO)は、「今年は2つのグループの消費が特に活発だった。1つ目は『経済的に脂肪分を減少させたい人のグループ』で、健康を維持しながら、あまりお金をかけず、すぐに効果が出て、効果が長続きする脂肪減少を達成したい人のことをいう。こうした人々が最も好む無糖・カロリーゼロ・脂肪分ゼロの商品の売り上げが急増した」と述べた。
劉氏は続けて、「2つ目は『ペットの飼い主グループ』だ。京東のビッグデータによると、『90後(1990年代生まれ)』はペットに最もよくお金を使う人々で、21年の月平均支出は507元だった。20年の京東のトリミング、ペット用娯楽、ペット用医療などのペット関連新業務の取引額は前年同期の10倍以上増加した。21年に新たに加わった業務にはペットのトレーニング、葬式、写真撮影などがある」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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