人民網日本語版 2021年6月24日(木) 17時50分
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四川省成都市の華希昆虫博物館は19日、同市の都江堰趙公山で、ホタルのように発光する体長5センチ以上のメスのグローワームを発見した。
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普段私たちが目にするホタルの成虫の体長は約1センチで、大きくても2センチほどだ。しかし、四川省成都市の華希昆虫博物館は19日、同市の都江堰趙公山で、ホタルのように発光する体長5センチ以上のメスのグローワームを発見した。紅星新聞が伝えた。
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■全身に30個以上の「ミニライト」
日中、この巨大グローワームの姿はいたって普通の大きなミールワームにしか見えない。しかし、日が暮れ、あたりが闇に包まれると、このグローワームの全身は、たくさんのミニライトを灯したかのように、奇妙にも緑色に発光し始める。発光部位が30個以上あり、しかも点滅はしない。その明るさは一般的なホタルよるはるかに明るく、周囲を数センチ範囲まで灯し、新聞の文字が読めるほどだ。
成都華希昆虫博物館の趙力(ジャオ・リー)館長の鑑定によると、これは、巨大なオオメボタル科に属する昆虫のメスで、中国で確認されたのは今回が初めてであるため、中国名はまだないという。趙館長はその分類の階級や体型の特徴に基づいて「巨雌光蛍」と命名した。「巨雌光蛍」の学名は「Rhagophthalmus giganteus」で、1888年に初めて発見された。これまでに、タイやミャンマーに生息していることが確認されている。
■日中は土の中に姿を隠し、湿度が90%を超えた夜に活動
趙館長によると、オオメボタル科の成虫は4~6月に活動することが多く、オスは飛ぶことができるものの、発光はしない。メスは交尾前になると尾部を明るく発光させる。交尾して卵を産むと、自分の身を守るほか、卵を守るために、全身の体節がリング状に光る。メスの寿命は3カ月以上に達するという。
華希昆虫博物館はすでに、この「巨雌光蛍」を飼育し始めている。普段は土の中に姿を隠しており、夜になって湿度が90%以上になると出て来て活動を始めることが確認されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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