インドの大気汚染は中国よりひどかった!PM2.5濃度は北京の3倍、インド当局は反論―仏紙

Record China    2014年5月10日(土) 18時51分

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7日、世界保健機関が発表した研究報告書によると、大気中のPM2.5濃度が一番高かったのはインドの首都ニューデリーだった。これに対しインド当局は不満を示している。写真はニューデリー。

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2014年5月8日、AFP通信によると、世界保健機関(WHO)が7日に発表した研究報告書で、大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が一番高かったのはインドの首都ニューデリーであるという結果が出たが、これに対しインド当局は不満を示している。9日付で環球時報が伝えた。

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91カ国・地域の1600都市の大気汚染に関する研究結果を示した同報告書によると、ニューデリーのPM2.5平均濃度は153と最も高く、大気汚染が深刻な北京の3倍、ロンドンの10倍という数値だった。この数値はニューデリーの大気測定所5カ所の2010〜2013年におけるデータから算出したもの。WHOはこの数値に都市ランキングの意図はないと強調している。

しかしこの報告書に対し、インド当局は「客観性に欠け、誤解を招くものだ」と強い不満を示し、首都の各地点に設置された10カ所の大気測定所における2011〜2014年の平均データを比べれば、ニューデリーと北京の数値は同じ程度になるはずだと強調した。今年1月に米イェール大学とコロンビア大学の専門家が発表した環境パフォーマンス指数でも、ニューデリーは世界で最も汚染の深刻な都市であると評価され、その汚染レベルは北京の2倍という結果が出ている。あるメディアは、ニューデリーの大気が北京に比べきれいだろうと汚かろうと、大気汚染対策への取り組みという点では北京よりも遅れていることは間違いないと指摘している。(翻訳・編集/藤)

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