視界良好、「スケスケ」パンダモノレールがお目見え―四川省成都市

Record China    2021年6月28日(月) 23時20分

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四川省成都市で26日、同市内で建設中の懸垂式モノレール路線の車両が完成した。外観はパンダを念頭に置いたデザインで、内部からは大胆に採用したガラスを透かしての展望を楽しめる。

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人民網など中国メディアは26日、四川省成都市で同日、同市内で建設中の懸垂式モノレール路線用の車両が完成したと発表した。外観はジャイアントパンダを念頭においた白と黒のツートンカラーで、車両内部からは、大胆に採用したガラス窓やガラス壁を透かしての良好な展望を楽しむことができる。

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26日に発表された車両は、スカイ・シティー・プラットフォームと呼ばれている。運行する路線は観光用であり、乗客は270度の展望を楽しめる。遠くにある雪山の姿も見ることができるという。

同車両は「新エネルギー空鉄」と呼ばれている。「新エネルギー」とはリチウム電池が供給する電力で走行することを示し、「空鉄」とは懸垂式モノレール車両の中国語通称だ。

車両の重量は、従来型車両より約0.5トン軽い約2.5トンだ。炭素繊維や発泡複合材などを利用したことが奏功して軽量化に成功し、軽量化したことで通常の地下鉄と同等の最高時速80キロを達成できた。車両1両の定員は120人だ。

このモノレール路線の建設は、建設地域の地名にちなみ「大邑空鉄プロジェクト」と呼ばれている。全長は約11.5キロで、世界初のリチウム電池を利用した観光モノレール路線としての試験的な意味があるという。(翻訳・編集/如月隼人

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