中国がよく誤解される二つの理由―香港シンクタンク理事

Record China    2021年6月30日(水) 5時20分

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香港・APEC貿易政策グループ理事のデビッド・ドッドウェル氏は、サウスチャイナ・モーニング・ポストで「なぜ中国はそんなに誤解されているのか。二つの理由がある」とする文章を発表した。写真は北京の天安門。

中国紙・環球時報(電子版)によると、貿易政策シンクタンク、香港・APEC貿易政策グループ理事のデビッド・ドッドウェル氏は28日、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストで「なぜ中国はそんなに誤解されているのか。二つの理由がある」とする文章を発表した。

ドッドウェル氏はまず、「中国共産党が今週、その成立100周年と世界で人口が最多の国での執政72年を迎えるに当たり、中国内外の多くの組織が、中国が成し遂げた成果に注目している。この国は、過去70年間で大きな変貌を遂げたが、多くの部外者に誤解されてもいる」と指摘した。

1980年代に英紙フィナンシャル・タイムズの香港特派員だったドッドウェル氏は、中国の各省・都市について調査・執筆する中で発見した「中国がよく誤解される理由」として、「中国分析のほとんどが北京中心で、大都市に焦点を合わせるとより低いレベルで行われる政策が見えなくなってしまう」ことと、「中国問題専門家の多くが、自身の理論を中国に持ち込むことばかりを考えて、中国の変化を知りたがらない」ことの二つを挙げた。

ドッドウェル氏は、「中国について理解したいなら、まず中国の文化と伝統が私たちのものとは異なると認めた上で、それが続くことを認めなければならない」と指摘。「競合するモデルには良い点がある。中国のモデルには、西側が好まない特徴がある一方で、明確な強みもある。西側諸国の政府が、そうした強みから学ばないのは愚かだ。中国の指導者たちは、1978年にトウ小平氏が政権を握って以来、この実用的で競争力のある道を歩んできた。それは今週北京で祝われることの一部だ」としている。(翻訳・編集/柳川)

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