Record China 2021年7月1日(木) 10時30分
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韓国航空宇宙産業が北朝鮮の組織と思われる勢力から、ハッキングの被害を受けていたことが分かった。写真はKF-21戦闘機。(韓国大統領府Facebookアカウントより)
韓国航空宇宙産業(KAI)が北朝鮮の組織と思われる勢力から、ハッキングの被害を受けていたことが分かった。30日、韓国・世界日報が伝えた。
記事によると、KAIは30日午前、「ハッキングが疑われる状況があり、28日に警察へ捜査を依頼した」と発表。「今回の件により国民に心配をかけてしてしまったことを申し訳なく思っており、今後はセキュリティーの強化に全力を注ぐつもり」と述べた。具体的な被害の内容については言及しなかったという。
前日には韓国の防衛事業庁も、最大野党「国民の力」のハ・テギョン議員の回答要求に対し、ハッキング被害が事実であることを認めていた。ハ議員は「ハッキングが事実であれば、最新の韓国産戦闘機であるKF-21の設計図も流出した可能性がある」とし、「KAIへのハッキングは韓国原子力研究院(KAERI)と同時期に行われたという点で、同一犯である北朝鮮偵察総局傘下のハッカー集団『kimsuky(キムスキー)』による犯行である可能性が高い」と主張したという。
KAIが製作中のKF-21は、老朽化の進んだF-4、F-5戦闘機に代わる韓国初の国産戦闘機で、4月に試作1号機が出荷された。韓国軍は2032年までにKF-21を120台配置する計画だという。
この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「国家の基幹産業で技術を保護されるべき組織がハッキングに遭うの?大したもんだ」「北朝鮮がハッキングを始めてからどれだけたってると?何も考えず給料だけもらってるんだね」「潜水艦に原子力研究所、今度はKF-21と連続して被害に遭うなんて、何だか怪しいな。むしろこっちからあげたのでは?徹底的な捜査が必要だ」「一般企業ならまだしも、これはあり得ない。責任者を処罰して」「本当に情けない。事実ならKAIの社長は退任すべき」など、怒りの声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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