中国初の国産空母「山東」の甲板に深刻な損傷?ネット上で物議―米華字メディア

Record China    2021年7月3日(土) 21時20分

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2日、米華字メディア・多維新聞は、中国初の純国産空母「山東」の甲板が破損しているのではないかとネット上で物議を醸したと報じた。写真は空母「山東」。

2021年7月2日、米華字メディア・多維新聞は、中国初の純国産空母「山東」の甲板が破損しているのではないかとネット上で物議を醸したと報じた。

記事によると、中国の軍事動向に注目しているという人物のツイッターアカウントが6月28日、5月9日に撮影された衛星画像を張り付けた上で、中国初の国産空母「山東」の艦載機離陸位置周辺や、着陸帯上の飛行甲板が著しく損傷しているのではないかとツイートしたところ、海外のSNS上で議論を呼んだ。

そして、海外のネットユーザーからは「飛行甲板が著しく破損している上、破損部分から甲板が薄い一層構造になっていることが見て取れる」「基準を満たさない鋼材が使われていたせいで、艦載機のJ-15が長期間にわたり離着陸を繰り返す衝撃に耐えられなかったのではないか」との意見が出たという。

一方で、中国のネットユーザーからは「衛星写真はちょうど乗組員が飛行甲板を清掃しているところを撮影したものであり、そのために甲板に破損が生じていると誤解したのだろう」と否定的な見解が寄せられたという。

記事は、空母「山東」が2019年12月17日に就役して以降すでに複数回訓練を行っており、昨年12月17日には渤海海域にてJ-15を連日高い頻度で離着陸させる訓練が行われたと紹介。今年6月6には中国海軍公式微博アカウントが「遼寧」、「山東」の両空母からそれぞれ艦載機が離陸する様子を公開したとし、中国の軍事専門家が「空母と艦載機の融合訓練は、両空母がすでに戦闘力を形成していることを説明するものであり、両空母が同時に軍事任務に参加できる能力を備えたことを意味する」と評したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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