欧米のライバルが半導体不足で苦戦、中国自動車メーカーは海外販売伸ばす―香港紙

Record China    2021年7月5日(月) 8時50分

拡大

中国紙・環球時報は2日、「欧米のライバルが半導体不足の打撃を受ける中、中国の自動車メーカーは海外販売を伸ばした」とする香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。写真は中国の奇瑞汽車。

中国紙・環球時報は2日、「欧米のライバルが半導体不足の打撃を受ける中、中国の自動車メーカーは海外販売を伸ばした」とする香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。以下はその概要。

中国の自動車メーカーは世界的な半導体不足の受益者となった。今年1~5月の輸出台数は前年同期比103%増の76万台に達し、乗用車市場信息聯席会(乗聯会)の責任者は「中国が感染症の封じ込めに成功したことがもたらした力強い生産回復に後押しされた」と指摘する。専門家によると、輸出台数の大幅な伸びは国内市場への出荷台数減少の影響を効果的に和らげる見通しだ。

コロナ下の2020年下半期、中国は世界経済で唯一のハイライトとなった。世界の自動車業界を混乱させている深刻な半導体不足は中国にも影響を与えたが、その影響は欧米が受けた衝撃よりはるかに小さいことを事実が証明している。

「中国の自動車組み立て業者は昨年の生産再開時、すでに半導体の注文を始めていた」と話すのは上海のある部品メーカーのエンジニアだ。「早急に必要なチップの供給確保について言うと、われわれはずっと海外の自動車工場の先を行っていた」という。

コンサルタント会社のアリックスパートナーズは、チップ不足で今年の世界の自動車生産台数は390万台減る可能性があるとしている。

中国の1~5月の自動車輸出は欧州が重要な「成長駆動装置」となり、乗聯会のデータによると対ロシアは3万5352台増えて4万4339台に、対英国は1万8689台増の2万7780台になった。中国は世界最大の自動車市場だが、国内販売台数は18年から3年連続で減少している。(翻訳・編集/野谷

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携