中国の科学研究者、植物の新種を発見・命名―中国メディア

人民網日本語版    2021年7月6日(火) 18時50分

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中国の科学研究者が2種類の植物の新種を発見し、そして「泡萼鳳仙花」「隆回蜘蛛抱蛋」と命名した。

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中国の科学研究者が2種類の植物の新種を発見し、そして「泡萼鳳仙花」「隆回蜘蛛抱蛋」と命名した。これら新種の描写と命名に関する文章がこのほど、国際的な学術誌「植物分類群」に掲載された。新華社が伝えた。

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中国科学院武漢植物園はこのほど湖南師範大学生命科学学院と協力し、貴州省の梵浄山で見つかった新種を泡萼鳳仙花と命名した。また、湖南中医薬大学薬学院と協力し、湖南省隆回県で見つかった新種を隆回蜘蛛抱蛋と命名した。

泡萼鳳仙花はツリフネソウ属に分類されている。ツリフネソウ属は種類が非常に豊富で、色も形態も極めて大きな多様性を持ち、観賞価値が極めて高い。ツリフネソウ属の分布の中心地の一つである中国では、現在まですでに約280種のツリフネソウ属が記録されており、うち約4分の3の種類は中国固有のもので、主に西南地域に分布している。

中国科学院武漢植物園の胡光万(フー・グアンワン)研究員は、中国科学院昆明植物研究所で博士課程に在学中の2006年に、貴州省の梵浄山で野外調査を行った際に泡萼鳳仙花を発見した。当時は十分な研究材料が集まっていなかったため、この種を正確に鑑定できなかった。胡氏のチームは2018年9月に、湖南師範大学生命科学学院と協力し、同一地点で十分な研究材料を集めた。

湖南省隆回県の野外植物学調査において、研究者は独特なハラン属の植物を発見した。花の構造は既知のハラン属植物といずれも異なっていた。解剖と鑑定、標本と関係文献の調査により、研究者はこの植物を新種と推定するとともに、その様式、原産地に基づき、隆回蜘蛛抱蛋と命名した。隆回蜘蛛抱蛋は現在、湖南省西南部でしか見つかっていない。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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