<南シナ海問題>ベトナムで大規模な反中デモ、「石油を盗むな!」「我慢にも限界がある」―仏メディア

Record China    2014年5月12日(月) 11時42分

拡大

11日、中国が南シナ海で石油掘削装置を設置したことを受け、ベトナムの首都・ハノイで中国に対する大規模な抗議デモが行われた。写真はパラセル諸島に建てられた中国の主権を示す石碑。

(1 / 2 枚)

2014年5月11日、中越間の南シナ海における主権争いが激化する中、中国が石油掘削装置を設置したことを受け、ベトナムの首都・ハノイで中国に対する大規模な抗議デモが行われた。退役軍人や学生、一般市民など1000人余りが中国大使館前に集まり、中国に対する「石油を盗むな」、ベトナム政府に対する「黙っているのは逃げ腰だ」など怒りの声を上げた。仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトが伝えた。

その他の写真

デモに加わった74歳の退役軍人は「われわれの我慢にも限界がある」と怒りを露わにした。ベトナム警察当局は大使館周辺にバリケードを設置するとともに、数百人規模の警察官を出動させ、デモ隊が大使館に近づくのを防いだが、デモ隊を追い払うことはしなかった。

2007年末以降、ベトナムでは中国の主権拡大に対するデモが数十件起きており、ハノイだけでなく南部のホーチミンでも反中デモが行われている。AFP通信は、南シナ海の西沙諸島(パラセル諸島)と南沙諸島(スプラトリー諸島)では中越の主権争いが長年続いているが、同海域に石油などの海底資源があるほか、国際的に重要な航路であることが原因だと伝えている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携