悪臭漂うソウル江南のマンション、原因は住民が捨てていった2300トンのごみ=韓国ネットも驚き

Record China    2021年7月10日(土) 18時20分

拡大

8日、韓国・朝鮮日報は、江南のマンション地下から悪臭がし、その原因が2300トンものごみだという衝撃的な事実を伝えた。写真はソウル。

2021年7月8日、韓国・朝鮮日報は、江南のマンション地下から悪臭がし、その原因が2300トンものごみだという衝撃的な事実を伝えた。

記事によると、ソウル江南(カンナム)にある4424世帯が暮らす銀馬(ウンマ)マンションの地下には腐敗したマットレスやキャスター付きの椅子、割れたレンジなどさまざまな「粗大ごみ」が山積みになっている。これは、1979年に竣工して以降、40年間にわたり住民らが引っ越しの際に置いていったもの。その量は2300トンと推定され、常に悪臭が漂い、特に雨の降った翌日は耐えがたいほどだという。

そのため、これまでにたびたび「直ちにごみを片付けなければならない」との声が上がったが、「かつての住民が捨てたごみの処理費用をなぜ今の住民が払わなければならないのか」として処理費用の負担を拒否する住民も多く放置されていた。2019年には一部の住民が「虫がわいている」とごみの処理を区役所に求めるも、「マンション内で処理すべきだ」として断られたという。

しかし最近になってようやく、住民の過半数の同意を得て廃棄物処理作業がスタートした。先月29日から現在まで7棟の作業が終了しており、今後1カ月以内に残る24棟を処理するのが目標だという。廃棄物処理費用3億5000万ウォン(約3340万円)はひとまずマンション自体の雑収入で処理することになったという。

ごみの処理作業は始まったものの、一部の住民からは「一方的に作業を始めた」との主張が上がっており、「問題はまだまだ続きそうだ」と記事は伝えている。

これを受け、韓国のネット上には「管理室の職務怠慢」「放置しすぎ」「マンションにこんなにもごみを捨てて行く人の気が知れない」「40年間もそのままなんてことある?再開発の話に気を取られすぎて、施行業者が処理してくれると思っていたのでは」などと驚く声が上がっており、「ごみ置き場に建てられた高い家だね」「これこそ江南スタイル」と皮肉交じりの声も見られる。

また「暑い中、片づける人がかわいそう」「捨てていった人が片付けるべきだ」などの声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携