2021年7月11日、新京報は、4人の男性を相手に結婚詐欺を働いた女とその犯罪グループが摘発されたと報じた。

記事は、1990年代生まれの男性・尹（イン）さんが昨年夏、仲介人からの紹介により甘粛省出身の女と知り合い、結婚したと紹介。しかし、女は結婚式には両親を呼ばず、あれこれ理由をつけて婚姻届の提出を渋り、さらには結婚後すぐに「病気の両親の面倒を見なければいけない」として実家に戻り、結婚後3カ月で2人が一緒に過ごしたのはわずか5日間だったと伝えた。

そして今年3月11日、男性がある日ネット上で女に似た人物が別の男性・王（ワン）さんと結婚式を挙げている画像を発見、何度も繰り返し確認した結果、腕のタトゥーなどから女本人であるとの結論に至り、警察に通報したと紹介した。

その上で、同日尹さんの両親が警察官ともに王さんの家を訪れ、寝ていた王さんに警察が「あなたは4人目の詐欺被害者です」と告げるとともに、一緒にいた女を連行したと紹介。女は尹さん、王さんそれぞれから婚姻費用や衣服代など十数万元をだまし取っていたと伝えている。

記事は、内モンゴル自治区の警察当局が5月に女を含む犯罪グループによる結婚詐欺事件を摘発し、グループが19人の被害者男性から200万元（約3400万円）余りをだまし取っていたことが発覚したと伝え、6月30日には女らの身柄を拘束した後逮捕し、検察当局が詐欺罪で起訴したと報じた。（翻訳・編集/川尻）