「中国の残虐行為」非難した韓国最大野党党首が釈明=「火消し」「極めて未熟」と中国紙

Record China    2021年7月13日(火) 17時20分

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中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は13日、韓国最大野党党首が「反中発言」の火消しに追われているとする記事を掲載した。写真は李俊錫氏のフェイスブックより。

中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は13日、韓国最大野党党首が「反中発言」の火消しに追われているとする記事を掲載した。

韓国最大野党「国民の力」の新代表、李俊錫(イ・ジュンソク)氏(36)はこのほど、米ブルームバーグのインタビューに応じた際、自身と同じミレニアル世代の若者たちは「中国による香港での残虐行為に抵抗するだろう」と述べ、来年3月の総選挙で政権を奪取した場合、中国に対してより厳しい姿勢を示すことを示唆した。

記事によると、李氏は2019年に自身が香港の民主派デモに参加したことに言及し、「彼らの暴力行為を外部に発信した」として現場でライブ配信を行ったことを説明。また、文在寅(ムン・ジェイン)政権について「中国寄りになりすぎている」と指摘し、「韓国国民はこれに不満を抱いている」と非難した。

一方で、韓国紙・中央日報によると、李氏が「中国による残虐行為」と表現したことに対し、一部で「外交的に慎重でない発言だ」と指摘する声が上がった。これに対して「国民の力」の重鎮議員は「中国寄りの共に民主党(与党)と比較して、言うべきことは言う姿を示すことが必要。必ずしも『反中』であると見ることはできない」と主張した。李氏も「反中は極端な概念だ」とし、「実際に国民の懸念がある部分と、現場で直接目にしたことを指摘しただけ。(反中感情を)利用する考えは全くない」と述べた。環球時報はこれを「火消し」と表現している。

また、環球時報は「匿名の韓国問題専門家」の話として、「李氏は米国に留学していた経験があり、親米的な立場であることは不思議ではないが、ここまで露骨に中国を攻撃するのは政治的に極めて未熟だ」「彼が米国のメディアを通じて対中攻撃を展開し、敵対感情をあおり立てようとしたことで、その『精神米国人』(※自身を米国人と思うような人物、あるいは親米の人物を指す)の立場が露わになった。彼は韓国の利益とは関係なく、個人の政治的資本を獲得しようとしたということだ」と伝えている。(翻訳・編集/北田

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