文政権が自画自賛する「K-防疫」に最大の危機?=韓国ネット「そもそも存在しない」「まだ善戦してる方」

Record China    2021年7月16日(金) 17時20分

拡大

15日、韓国・ニューシスは「文在寅政権の自画自賛のK-防疫が最大の危機を迎えている」と伝えた。写真は韓国大統領府Facebookアカウントより。

2021年7月15日、韓国・ニューシスは「韓国で新型コロナウイルスの感染者数が連日最大値を記録している」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)政権の自画自賛のK-防疫(韓国式防疫)が最大の危機を迎えている」と伝えた。

韓国疾病管理庁の中央防疫対策本部(防対本)の集計によると、今月14日午前0時時点の新規感染者数は1615人で、今月9日の1316人を超えて過去最高となった。「水曜日からは週末の検査数の減少効果が消えるため、さらに増える可能性が高い」としている。

韓国政府は今月12日午前0時から首都圏の社会的距離の確保のレベルを引き上げた。しかし効果が現れるまでには1~2週間必要であるため、今回の第4次流行はしばらく続くものとみているという。

文大統領は12日、大統領府で新型コロナの首都圏特別防疫点検会議を主宰し、冒頭発言で「こんな時こそ基本に戻らざるを得ない。われわれが知っている方法、K-防疫の長所を極大化するのが最も効果的な対応。検査と疫学調査、隔離治療の三拍子を隙間なく稼動する」と述べた。

韓国政府は第1~3次流行を克服した「K-防疫」に再び期待をかけているというが、これまでとは異なり、今回の流行はデルタ株によりこれまで以上に感染が拡大している。防対本によると、今月4日から10日までの1週間で確認された主な変異ウイルスの新規感染者は536人で、うち374人がデルタ株、162人はアルファ株だった。特に、首都圏におけるデルタ株は1週間で12.7%から26.5%に増えたという。

こうした中、50代のワクチン接種の事前予約をめぐる混乱も発生した。当初は12日午前0時から17日午後6時まで予定されていた55~59歳の事前予約が、予告なしに12日午後3時30分に締め切られたという。これを受け、韓国政府は14日に予約再開を発表したが、ワクチンの物量や時期が正確に把握できない状況で、防疫当局は「すぐに予約を取らず、余裕のある時間帯に予約できるよう案内してほしい」という「とんでもない立場を示した」と記事は伝えている。

これに対し、専門家は「政府の措置に対する国民の不信感が強まっている」と警鐘を鳴らしており、「これまでのように急激な(流行減少)効果は起こりにくい」と述べたという。

韓国のネット上では「自画自賛もいい加減にして」「ワクチンの確保もできてないくせに。国民に規制を強要してるだけ」「感染拡大を新天地のせい、教会のせい、カラオケのせい、ジムのせい、クラブのせい、若者のせいにしてるけど、絶対に中国や全国民主労働組合総連盟(…労働組合。ソウル市や警察の禁止命令にもかかわらず、今月はじめにゲリラ集会を決行して物議を醸した)のせいにはしないよね」「そもそもK-防疫など存在しなかった。効果があったのなら変異株が出てきても防疫に成功しなきゃ」「自分は良くて他人は駄目なK-政治防疫」「これで支持率40%とかありえない」と厳しい声が上がっている。

ただ、一部では「政府を信じよう」「みんな日米など先進国の感染者数はチェックしないの?韓国はこれでも善戦してる方」と擁護の声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携