2021年7月15日、観察者網は、東京五輪の開催が1週間後に迫る中、東京の街を走る中国のテレビ中継車両が日本のネットユーザーに注目されていると報じた。

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記事は、ある日本のネットユーザーが14日夜にツイッター上で、東京都中央区の道路を「京C」で始まる中国のナンバープレートをつけた中国中央テレビ（CCTV）をはじめとする国営放送局の車両が走行する様子を撮影した画像を公開したと紹介。このユーザーが他にも上海文化広播影視集団の白い車両も目撃し、同様にツイッター上で紹介していたことを伝え、日本のネットユーザーの間で「これは五輪の中継車両だろうか」との推測が広がったとした。

その上で、CCTVの微博アカウントが15日に、日本のネット上で注目されていることを紹介した上で、撮影された車両が確かに中国ラジオ・テレビ総局の4K/8K中継用車両であることを認め、日本で臨時ナンバーを取得した上で日本の街を走行していることを明らかにしたと伝えた。また、CCTVが14日に「記者、技術関係者など報道チーム約800人が何班かに分けて日本に派遣される」と報じていたことを紹介している。

また、上海文化広播影視集団も6台の中継車両を東京に派遣し、14日の夜に現地に到着して大会会場へと移動したことを明かすとともに、やはり日本で発行された臨時の専用ナンバーを貼付したうえでの走行であることを紹介したとしている。

記事は、中国のネットユーザーから「中国の左ハンドル車を日本で運転しても問題ないのか」との疑問が出ているとした上で、日本でも左ハンドルの輸入車が走行しているため特に問題ないと伝えたほか、日本国内では専門の日本人ドライバーが運転することになっているとの回答が他のユーザーから寄せられたと報じている。（翻訳・編集/川尻）