Record China 2021年7月18日(日) 19時20分
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韓国の大手食品メーカー「オットギ」が、インスタントラーメンの価格を13年ぶりに値上げする。写真はジンラーメン。
韓国の大手食品メーカー「オットギ」が、インスタントラーメンの価格を13年ぶりに値上げする。7月15日、韓国・東亜日報が報じた。
記事によるとオットギは15日、8月1日からインスタントラーメンの価格を平均11.9%引き上げると発表。代表製品である「ジン(眞)ラーメン」は684ウォン(約66円)から770ウォン(約74円)に、「スナック麺」は606ウォン(約59円)から676ウォン(約65円)に、「ユッケジャン」は838ウォン(約81円)から911ウォン(約88円)に値上げする予定だという。
今回の値上げは、原材料の価格や人件費の高騰が理由とのこと。オットギの関係者は、「ラーメンが物価に与える影響を考慮して値上げを控えてきたが、小麦粉やパーム油の価格、人件費などが高騰し、値上げを避けられなくなった」と話している。
実際のところ原材料である小麦やパーム油の価格は今年に入って大幅に上昇しており、シカゴ商品取引所(CBOT)によると、5月における小麦1トン当たりの価格は前年の同月に比べ40%上昇した。パーム油の価格も2倍に急騰しているという。
これにより、オットギに続き農心や三養食品などの食品メーカーも、ラーメンの価格を引き上げる可能性が指摘されている。業界関係者は、「非常に耐え難い状況で、どこかが先に引き上げてくれるのを待っていた」とし、「やっと他のメーカーも値上げが可能な雰囲気になった」と発言。しかし農心と三養食品は「これまでも価格調整を検討してきたが、まだ具体的な計画はない」と述べているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「ラーメンは変わらないなと思っていたら、ついに上がるのか…」「12%の値上げはやりすぎでは?」「でも私の給料だけは上がらない」などの不満の声が上がる一方、「13年も値上げせず耐えてきたオットギは良心的」「最低賃金を上げるのなら物価も当然上がるでしょ」「ラーメンの値段が数十ウォン上がったくらいで騒ぐのはやめよう」など、ラーメン業界を擁護する声も寄せられている。
一方では、「ラーメンはまだしも、米の値段が大幅に上がった責任を政府に取ってほしい」「ラーメンを上げるのはいいけど、家の値段を下げて」「人件費の上昇が物価高騰の主要原因」など、政府を批判するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)
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