2014年5月12日、韓国時報の社説によると、韓国では旅客船沈没事故を受け、国の危機管理能力の低さに怒りの声が集中し、政府の改革を求める声が上がっている。人民日報海外版が伝えた。

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沈没事故発生後、韓国では朴槿恵（パク・クネ）政権の災害対応能力の低さや無責任さに国民の不満が集中し、抗議集会やデモ行進が行われた。「朴槿恵退陣」を要求した学生が警察に逮捕される事態も発生し、これにも国民からは不満の声が上がった。しかし、一部の過激な組織による抗議はいささか行き過ぎの面もある。確かに朴大統領は国のリーダーであり、最大の責任を負うべきだが、大統領1人を責めることはできない。

現在最も重要なのは事態の収拾であり、朴大統領を退陣させ再選挙を行うことではない。捜索活動を終わらせ、国が一体となって被害者家族の心の傷を癒していくことが最優先だ。朴大統領の政敵も、今は国民と一丸となって政府がやるべきことを共にサポートしていくべきであり、朴大統領自身も早急に調査を進め、事故に関連する政府関係者や企業を厳しく罰するべきだ。また、被害者家族に対しては精神面だけでなく金銭面でもサポートしていかなければならない。政府内部の改革も必要だろう。（翻訳・編集/藤）