2021年7月16日、韓国・ソウル経済などは、韓国の現代・起亜自動車が欧州でBMWを抑えシェア4位に入ったと伝えた。

欧州自動車工業協会（ACEA）によると、今年上半期の現代・起亜自動車の欧州市場における販売台数は前年同期比40．1％増の49万4158台で、欧州全体の伸び率（27.1%）を大きく上回った。現代は39．3％増の24万2922台、起亜は40．8％増の25万1236台だった。

販売台数の増加により、欧州市場内のシェアも上昇した。現代が3．7％（0．3％増）、起亜が3．9％（0．4％増）の計7．6％（0．7％増）で、BMWの7．2％を抜いて4位となった。1位はフォルクスワーゲン（26．2％）、2位はステランティス（21．3％）、3位はルノーグループ（8．7％）だった。

現代で販売台数が多かったのはスポーツタイプSUVの「ツーソン」（7万7050台）、SUVの「コナ」（5万9184台）。起亜では小型SUVの「シード」（6万1925台）、「スポーテージ」（4万9497台）、「ニロ」（4万3342台）だった。このうち電気自動車（EV）は、5種（コナ、アイオニックエレクトリック、アイオニック5、ソウル、ニロ）合わせて前年同期比94．6％増の5万5875台だったという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国車が世界を席巻しますように」「このまま行けば日本車に追いつきそう」「コロナが終わってからこの勢いが続いてこそ真の実力」など期待が高まっている。また、人気の理由として「（現代は）BTSとタッグを組んだからね」と指摘する声も見られた。（翻訳・編集/松村）