韓国のバスにある「罰ゲーム座席」、一体何のために?=ネットには「どんなに疲れていても座りたくない」の声

Record China    2021年7月19日(月) 20時20分

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14日、韓国・クッキーニュースは、韓国のバスに「罰ゲーム座席」がある理由について伝えた。写真は韓国のバス。

2021年7月14日、韓国・クッキーニュースは、韓国のバスに「罰ゲーム座席」がある理由について伝えた。

記事によると、韓国の路線バスには進行方向とは逆に設置された「後ろ向きの座席」がある。前方タイヤ部分の高低を利用したその座席は「罰ゲーム座席」とも呼ばれている。他の座席より高く、座ると他の乗客の顔を見下ろすような形になるため、座るのが罰ゲームを受けるのと同じくらい恥ずかしいのだという。ネット上には「一度座ってみたけど、常に他の乗客と目が合うから笑いが止まらなかった」「あの席に座ったら一曲歌わなきゃいけない気がしてくる」「短いスカートをはいているときは絶対に座れない」「どんなに疲れて倒れそうでもあの席にだけは座りたくない」などの声が寄せられている。

この後ろ向きの座席は低床電気バスでよく見られるという。エネルギー効率が高く環境汚染を防止できる電気自動車の長所と、床が低く障害者や高齢者が利用しやすいという低床バスの長所を持ち合わせているバスだ。また低床電気バスの中でも、比較的安価な中国製のバスに多いという。

後ろ向きの座席を設置した理由について、中国製電気バス輸入メーカーの関係者は「高齢者が座りやすく、座席の後ろに立っている乗客の荷物を置くこともできる。運転手には真後ろの乗客と目が合わないという長所があり、また酔っ払いが運転を妨害するという突発的な行動を減らすこともでき安全確保の効果もある。欧州諸国などでは珍しくない」と説明したという。

一方、ある運転手は「急停車などに対処できない上、乗客がめまいを訴えたり、座席から転倒するなどの事故がある。乗客は通勤時間帯を除き、よほどのことがない限り一番前の座席に座ろうとしない」と話しているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「座ったらみんなスマホを見るから問題ないのでは」との声も上がっているものの、やはり「4~6人くらい座れる人は増えるけど、その分空間が狭くなるから乗り降りが不便」「あえて一番前の座席を後ろ向きにする必要はないと思う」などと批判的な意見が多い。「公開処刑席」「車酔い席」といった新たな名前も誕生しており、気まずさ軽減策として「目線の位置に路線図や広告を設置するのはどう?」との提案も寄せられている。

また「中国製の電気バス…」「韓国のお金がみんな中国に流れていいく」「何とかして中国にもうけさせたい文大統領の方針なのでは」など「中国製」に反応するユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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