香港版「おっさんずラブ」が開局以来最高の視聴率をマーク、続編や映画版に期待の声

anomado    2021年7月18日(日) 20時40分

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16日に最終回が放送された香港版「おっさんずラブ」のドラマ「大叔的愛」は、放送局のViuTVの開局以来、ドラマ部門で最高視聴率をたたき出す人気作品となった。

16日に最終回が放送された香港版「おっさんずラブ」のドラマ「大叔的愛」は、放送局のViuTVの開局以来、ドラマ部門で最高視聴率をたたき出す人気作品となった。

香港でも大人気となった「おっさんずラブ」を香港のテレビ局ViuTVが版権を取得し、全15話のリメーク版ドラマを制作。香港の人気男性グループMIRRORからイーダン・ルイ(呂爵安)とアンソン・ロー(盧瀚霆)を主演に起用し、俳優ケニー・ウォン(黄徳斌)らが出演。先月28日にオンエアを迎えたのち、16日夜に最終回の第15話が放送された。

香港メディアによると、「大叔的愛」は最高視聴率8.7ポイントを獲得し、これを視聴者数に換算すると瞬間最高で約57万人が視聴したことになる。この数字はViuTVの開局以来、ドラマ部門では過去最高の記録に。なお、「大叔的愛」と同時期に無線電視(TVB)の新ドラマ「刑偵日記」もオンエアとなり、こちらは俳優ヴィンセント・ウォン(王浩信)、女優クララ・ワイ(恵英紅)ら豪華キャストをそろえて前評判の高い作品だったが、1週目の17.5ポイントから2週目には15ポイントに数字を落とし、約13万人の視聴者を失ったことに。その大半を「大叔的愛」が奪い去ったと報じられている。

主人公の田一雄(春田創一)を演じたイーダン・ルイと、凌少牧(牧凌太)役のアンソン・ロー(盧瀚霆)の好演も高く評価され、2人の人気が急上昇している。また、2人の上司KK(黒澤武蔵)を演じたケニー・ウォンはもともと硬派なイメージの強い俳優だが、乙女に変身する姿とのギャップが大きくてかわいすぎると視聴者の人気を集め、作品に大きく貢献することに。監督と脚本家のたっての要望で出演したとされるケニー・ウォンだが、思い切った起用が成功している。

「大叔的愛」では日本のオリジナル版を忠実に再現したシーンも多い中、ローカライズもうまく取り入れており、主人公カップルが2度の別れを経験するところが日本版より切ないとの声も。ドラマの続編や映画版を望む声が早くも寄せられている。(Mathilda

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