「韓国の干潟」が世界自然遺産に登録、5月の「記載延期」から逆転=韓国ネット「誇らしい」

Record China    2021年7月27日(火) 20時20分

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韓国がユネスコに申請していた「韓国の干潟」が世界自然遺産に登録された。写真は順天湾の干潟。

韓国がユネスコに申請していた「韓国の干潟」が世界自然遺産に登録された。26日、韓国・KBSが伝えた。

韓国文化財庁は26日、「第44回世界遺産委員会が『韓国の干潟』の世界自然遺産への登録を最終決定した」とし、「世界遺産条約締約国194カ国のうち、投票権を持つ21カ国が満場一致で登録を決めた」と明らかにした。

今回世界自然遺産に認定されたのは、忠清南道の舒川、全羅北道の高敞、全羅南道の新安・宝城・順天に存在する4カ所の干潟。世界遺産委員会は登録理由について、「東アジアとオセアニア地域の渡り鳥を含む、地球上の生物多様性保護のために重要で意味のある生息地として普遍的価値を認められた」と語っているという。

ユネスコの諮問・審査機関である国際自然保護連合(IUCN)は5月、「韓国の干潟」について「地球上の生物多様性保護のために重要で意味のある生息地」であることは認めつつ、「核心地域」(人為の影響を受けていない地域)が含まれていない点や、十分な「緩衝地域」(保護地域外からの影響を緩和するための地域)が存在しない点を理由に「記載延期」の評価を下していた。韓国で「記載延期」から「逆転登録」に成功したのは、今回が初めてだという。

これで韓国は、自然遺産では2007年に認められた「済州の火山島と溶岩洞窟群」に続き2つ目、全体では15の世界遺産を保有することになった。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「おめでとう!誇らしい」「政府の頑張りによって絶えず韓国の地位が上昇しているのは、見ていてうれしい」「干潟に生きる数多くの渡り鳥や動植物は、われわれが守るべき資産」「韓国人として美しく保てるよう努力する」「韓国にはきれいで価値のある場所がたくさんある。しっかり管理してほしい」など、喜びの声が多く寄せられている。

一方で、「3年で3倍も高騰してるんだから、マンションも世界遺産に登録すればいい」「もともとあった場所なのに…文大統領がまた便乗してきそう」など、皮肉交じりのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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