人民網日本語版 2021年7月27日(火) 20時40分
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怒りがこみ上げた時、あなたならばどうするだろうか。ぐっと我慢する人は米国の新たな研究に目を向けるべきだ。
怒りがこみ上げた時、あなたならばどうするだろうか。米オレゴン州立大学の最新の研究によると、怒りを抱えながら眠ると翌日、その怒りが倍増するという。健康長寿を願うならば、怒りを抱えたまま眠って、悩みを翌日に持ち越すようなことはくれぐれもしないほうがいい。翌日まで怒りを抱えていると、人を傷つけるだけでなく、自分にとってもいいことがない。生命時報が伝えた。
口論した、または口論はしなかったが自分で怒りを消化し、問題が解決されたと感じた人は、その翌日にネガティブな感情が強まらない。その一方で、問題を解決しなかった、または怒っていたのに口論するのを我慢した人は、怒りが収まらないままとなっており、翌日になるとネガティブな感情が倍増する。
米国の医学誌「Neurology」に掲載された別の研究によると、怒りを抱えながら眠ると、怒りを引き起こしたシーンがより忘れられなくなる可能性がある。研究者の発見によると、人の脳内にネガティブな記憶が存在すると、睡眠中にこの記憶がさらに深まるという。そのため怒りを抱えながら眠ると、目覚めた時に怒りが増してしまうのだ。
また、強い感情は脳の扁桃体や線条体、新たな体験に対してコーディングをする海馬体に影響を及ぼす。強い感情に刺激されると、人のある出来事への記憶力が大幅に強化される。
専門家は、怒りを爆発させる前に、少しずつ冷静になり、目を閉じ1分間深呼吸するようアドバイスしている。マイナスの感情が発散できない場合、グラウンドや公園など開けた場所で大声を出すか、サンドバッグを叩くといった運動により平静を取り戻すべきだ。感傷的で傷つきやすいうつ体質の人は、マイカイカや合歓皮をお湯に入れて飲んだり、夜に足湯をしたりすれば、心の落ち着き、気持ちのコントロールに役立つ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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