Record China 2021年8月2日(月) 7時0分
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米国のカマラ・ハリス同国副大統領がベトナムを訪問する。副大統領のベトナム訪問は、バイデン米政権が、中国への対抗を全面的にエスカレートさせることを意味するとの見方がある。写真はベトナム国内で撮影。
米国政府は7月30日、カマラ・ハリス同国副大統領が8月にシンガポールとベトナムを訪問すると発表した。
米国政府によると、ハリス副大統領はシンガポール及びベトナムの指導者とそれぞれ、安全問題やルールに基づく国際秩序の樹立などの米国と相手国が共に関心を持つ問題について話し合う。米国政府は同時に、全世界におけるパートナーシップを再構築し、国家の安全を最重視する任務を全うするとも表明した。今回の副大統領による2カ国訪問後も、東南アジア諸国との接触を強化するという。
米国の華字メディアである多維新聞は、バイデン政権は中国との対抗を全面的にエスカレートさせるとの見方が出ていると報じた。
米国とベトナムの関係は、1975年にベトナム戦争が終結した後も長期に渡って冷え切っていた。しかし両国は95年に国交を正常化し、2000年には通商協定を締結した。16年のオバマ大統領(当時)のベトナム訪問などで、両国の関係はさらに改善されることになった。
米朝首脳会談のために19年2月にベトナムを訪問したトランプ米大統領(当時)は、ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席との会談も行った。トランプ大統領は米朝首脳会議をベトナムで開催できたことについて「ベトナムはまさに(北朝鮮にとって)何が起こりうるのかというよい手本だ」と、ベトナムの現状を評価する発言をした。
米原子力空母のカールビンソンが08年にベトナムのダナンに寄航したこともあり、外交筋からは「米国にとって安全保障面でのベトナムの価値は上昇し続けている」との見方も出たという。(翻訳・編集/如月隼人)
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