「金メダルマシンの中国選手は悲惨」と米メディア、中国メディアが反論

Record China    2021年8月6日(金) 20時40分

拡大

3日、新浪体育は、東京五輪で金メダルを量産する中国代表を米メディアが「金メダルマシン」と評したことに反論する文章を掲載した。

2021年8月3日、新浪体育は、東京五輪で金メダルを量産する中国代表を米メディアが「金メダルマシン」と評したことに反論する文章を掲載した。以下はその概要。

米紙ニューヨーク・タイムズがこのほど、「中国のスポーツマシンの目標は、いかなる代価も惜しむことなく最も多い金メダルを獲得することだ」と題した文章を掲載し、中国代表団が「手段を選ばずに金メダルを奪おうとしている」というイメージをつくり上げ、中国のアスリートを「悲惨」「まひしている」「ベルトコンベア上の金メダルマシンだ」などと形容した。

一方で同紙は「アメリカ・ファースト」を守るために、東京五輪のメダルランキングを金メダル数順ではなく、全メダル数順に変更したというのだから笑ってしまう。ああだこうだ言いながら、彼らこそ金メダルや一番を何が何でも取ろうとしている。そうでなければ、こんな嫉妬めいた文章を発表したりしないはずだ。

「金メダルマシン」文章の目的は、中国のスポーツ界をおとしめることで中国の体制を攻撃することにほかならない。その話術は一部中国人を含む多くの人を惑わすものであるが、実のところ極めて愚昧(ぐまい)であり、無知の表れであると言わざるを得ない。

米国では連邦政府や州政府が大量の予算を組んでアスリート特待生に奨学金を支給するとともに、最高の設備や食事、生活プラン、コーチを提供している。米五輪委員会も毎年およそ5000万米ドルを40余の競技協会に支給し、各競技の発展を支援している。そのお金はスポンサーから提供されるわけだが、スポンサー企業も国の法律によって独占運営権が与えられたり、税金の減免が受けられたりという特別待遇を受けている。企業だけでなく、個人によるスポーツ事業への寄付、支援についても、手厚い免税、減税の優遇制度を設けているのだ。

結局のところ、一国が五輪で良い成績を収めるためにはある程度の資金投入や、国家の力の関与が不可欠であり、それの形式が国によってそれぞれ異なるというだけの話なのだ。西側の人間が悪意を持って中国の「挙国体制」について騒ぎ立てるのは、挙国体制の重要さを深く理解し、自国の体制や国力、文化が中国に及ばないと認識しているからこそのやっかみであり、イソップ寓話で言うところの「酸っぱいブドウ」の心理によるものなのである。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携