ソウル市の悩みだったごみのポイ捨て問題、1枚のステッカーで解決?=韓国ネット「スマートでいい方法だ」

Record China    2021年8月10日(火) 23時30分

拡大

4日、韓国・毎日経済は、ソウル市で問題となっていた排水溝へのたばこの吸い殻やごみのポイ捨てが「1枚のステッカーを貼っただけでなくなった」と伝えた。写真はソウル。

2021年8月4日、韓国・毎日経済は、ソウル市で問題となっていた排水溝へのたばこの吸い殻やごみのポイ捨てが「1枚のステッカーを貼っただけでなくなった」と伝えた。

記事によると、ソウル市では街の排水溝などにポイ捨てされるたばこの吸い殻などのごみが年間でコンテナ400個分以上になり、処理費用が80億ウォン(約7億7000万円)に迫っていた。豪雨が降ると雨水が逆流する原因にもなっていたという。

しかし、市では2017年からこうした排水溝の汚染予防キャンペーン「スマイルプロジェクト」を実施。排水溝ににっこり笑っている顔の黄色いステッカーを貼ったところ、ポイ捨てが少しずつ減るようになったという。1991年にカナダで始まり豪州、スコットランドなどに広がった環境保護運動「Yellow Fish」を韓国内に取り入れたもので、記事は「一見、大したことのないものに見えるステッカーが、人々の暮らしを快適にする魔法を呼ぶ」と伝えている。

現在、文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)で、こうした公共デザインの模範ケースを集めた企画展を開催しているという。関係者は「良い公共デザインとは、水や空気のように当たり前のようにそこにあって、生活を便利にしてくれる『日常の土台』を作るもの」だと話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「新鮮なアイデアで人間の行動を自然に誘導するのは、とてもスマートでいい方法だ」「良い公共デザインがあれば環境がよくなり安全になる。小さなアイデア1つが世の中をより良くするんだね」などの声が寄せられている。

一方で「たばこの吸い殻は喫煙者が自分で責任を持つべき!」「シンガポールみたいに罰金を取ればいい。簡単に解決できる」「街中にごみ箱がなさすぎるんだよ。何かを捨てたくても、見つからない」「街中でたばこを吸う人は罰金1000万ウォン以上にすべき」「この国には予算もないんだから罰金制にすればいい。財源がかなり潤うぞ」「たばこで税金を納めさせておいて禁煙区域ばかり増やさずに、喫煙ブースをつくってくれ」などと主張する声も多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携