中国の女優ファン・ビンビン（范冰冰）が自身の美容ブランドを一新し、独立経営をスタートさせ、SNSでも再出発を宣言している。

2018年に発生した巨額脱税疑惑では、いきなり人々の前から姿を消したことでさまざまな憶測が流れ、世界中から注目を浴びた。その後、約135億円の莫大（ばくだい）な追徴課税と罰金も話題となったファン・ビンビンだが、騒動から約3年を経た現在も、女優としての本格復帰には至っていない。

騒動以前から美容ビジネスに着手し、スキンケアブランド「FAN BEAUTY」を立ち上げていたが、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の公式アカウントは今年5月以降に更新がなく、その動向が注目されていた。そんな中で7月、新会社「范美丽（北京）化粧品貿易有限公司」の設立を発表している。

中国メディアによると「FAN BEAUTY」には、19年6月に破局を発表した元婚約者で俳優リー・チェン（李晨）らが経営に加わっていた。だが新会社は独立経営となり、ファン・ビンビンとリー・チェンが完全に関係を断ち切った形となる。また、新会社の経営内容は美容関連だけでなく、ファッション、日用品、さらに芸能マネジメントまで多岐に及んでいる。

先月29日には、新たにスタートした「Fan Beauty Secret」ウェイボーの公式アカウントで、スキンケア製品の生産工場へ自ら出向き、入念にチェックする様子を撮ったブイログも公開。「再び帆を上げて出発する」との決意も記しており、「本当に鋼鉄のマインドだ」「転んでも絶対に立ち上がる」と、ネット上でも感嘆の声が集まっている。（Mathilda）