2021年8月10日、中国新聞網の微博（ウェイボー）アカウントは、雲南省で北に向かって移動を続けていたアジアゾウの群れが元江の主流を渡り、川の北岸から南岸に戻ったことについて9日、同省昆明市で記者会見が開かれたと伝えた。

今後もアジアゾウが北上するかについて、シーサンパンナ国家級自然保護区管理保護局の沈慶仲（シェン・チンジョン）高級技師は、雲南省の野生ゾウの個体群急増に伴い、野生ゾウの拡散と移動はよく見られることだとし、今後もアジアゾウの大規模な移動が起こる可能性があると述べた。

中国のネットユーザーから、「旅行はクセになる」「戻ったゾウがさらにたくさんの家族を連れて旅行する」など面白がるようなコメントが寄せられた一方、「笑いごとではない。気候・環境の悪化が引き起こした」「ゾウの移動は何かの警告ではないか？気候や環境に大きな変化があるのでは？」など深刻に捉えたコメントも寄せられた。（翻訳・編集/多部）