死んでしまったペットを羊毛フェルトで「蘇らせる」女性―中国

人民網日本語版    2021年8月15日(日) 20時10分

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子供の頃からアニメが大好きだった梁思思さんは、手芸の一つ「羊毛フェルト」に出会うとすぐに大好きになった。6年前、羊毛フェルトの作り方を専門的に学び、飼っているネコ「L哥」の羊毛フェルトを製作した。

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子供の頃からアニメが大好きだった梁思思(リアン・スースー)さんは、手芸の一つ「羊毛フェルト」に出会うとすぐに大好きになった。そんな彼女は6年前、羊毛フェルトの作り方を専門的に学び、飼っているネコ「L哥」の羊毛フェルトを製作した。それが彼女の「処女作」という。中国新聞網が伝えた。

その後の約半年間、梁さんは羊毛フェルトでさまざまな動物を作り、腕を磨いていった。そして、ペットを飼っている人から、羊毛フェルトで作品を作ってほしいと頼まれるようになっていった。

そうした人の中には、死んでしまったペットのネコやイヌの毛を送ってきて、記念のフェルトを作ってほしいと頼む人もいる。梁さんは、送られてきたペットの毛を羊毛の間に挟み、包み込んでから針でつつき、羊毛と完全に馴染ませていくという。

「ペットと飼い主の間には必ず心打たれるエピソードがあるもの。10年飼っていたイヌが死んでしまい、とても思い入れが強かったため、完成した羊毛フェルトを受け取ると飼い犬が戻って来たような気持ちになり、涙を流す人もいた」と梁さん。

そして、「羊毛フェルトで最も難しいのはそっくりに作ること。私はペットそれぞれの五官の特徴に注目する。例えば、ネコの特徴は目に表れ、ちょっと気の荒いネコの目は鋭く、つり目。それに対して、イヌの特徴は口に表れる。例えば、口を開けているイヌはとても人懐っこい」と説明する。

梁さんはこれまでに、羊毛フェルトを500~600作品製作してきた。その半数以上は死んでしまったペットの羊毛フェルトだ。「私もペットを飼っているので、飼い主の気持ちが痛いほど分かる。どの作品も心を込めて、できるだけそっくりに作り、飼い主のもとに届けてあげようとしている」と梁さんは語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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