最も面倒なのは日本、バツが悪いのは中東=元米大統領の儀礼担当者が見た要人の外交儀礼―中国メディア

Record China    2014年5月15日(木) 12時46分

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4日、人民日報の海外向けサイト・海外網は、クリントン元米大統領時代の外務省儀典局の局長Molly Raiser氏が記した外交儀礼に関する各国首脳のエピソードを紹介した。写真は皇居。

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2014年5月14日、人民日報の海外向けサイト・海外網は、クリントン元米大統領時代の外務省儀典局の局長Molly Raiser氏が記した外交儀礼に関する各国首脳のエピソードを紹介した。以下はその内容。

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米国では、大統領が外国を訪れたり、国外から要人を迎え入れる場合、挨拶の方法や儀礼が問題になることがある。例えば、中東では挨拶の際に男性同士でも頬にキスをする習慣があるが、04年に亡くなったパレスチナのアラファト元大統領のことに話が及ぶと、こんなことを思い出す。当時の国家安全保障担当大統領補佐官だったアンソニー・レイク氏はアラファト大統領のキスを避けるため、出発前にホワイトハウス内で、握手する際に左手を相手の肩にかけて相手を必要以上に接近させないための練習をしていた。

日本人も厄介だ。天皇が1994年に米国を訪問した際には、関係者が1年以上前から非常に心配し、細部に至るまで徹底的な打ち合わせを要求した。例えば、天皇が勲章を付けることに関して、クリントン大統領(当時)は勲章を着けないと説明したら、それでは両者のバランスがどうのこうのと細かな部分にこだわり続け、話が1時間以上にも及んでしまった。

また、天皇が歩く距離が話題となり、どれだけの距離を歩き、一体何歩で歩けるのかにこだわり始め、関係者が実際に歩いて歩数を計測していた。ところが、実際に天皇が訪米した際には、非常に和やかに、快適に過ごしたように見えた。天皇は何歩歩いたかなんてまったく気にかけていないようだった。通常、訪問を計画する担当者は、実際に訪問する要人よりも厄介なものだ。(翻訳・編集/HA)

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