マラソン中国選手「私たちは日本選手に劣っていない」、東京五輪で得た自信―中国メディア

Record China    2021年8月14日(土) 16時30分

拡大

中国メディア・澎湃新聞の10日付の記事によると、東京五輪の男子マラソンに出場した中国選手が「私たちは日本選手に劣っていない」と語った。

中国メディア・澎湃新聞の10日付の記事によると、東京五輪の男子マラソンに出場した中国選手が「私たちは日本選手に劣っていない」と語った。

8日に札幌で行われた男子マラソンで、29歳の楊紹輝(ヤン・シャオフイ)が2時間14分58秒で19位に入った。これは、五輪における中国男子マラソン史上最高の成績だという。

記事によると、中国勢は楊のほか、25歳の彭建華(ポン・ジエンホア)が2時間16分39秒で32位、34歳のベテラン・董国建(ドン・グオジエン)が2時間21分35秒で57位だった。一方、日本勢は大迫傑が2時間10分41秒で6位だったほか、中村匠吾は2時間22分23秒で62位、服部勇馬は2時間30分8秒で73位だった。

楊は「今回は全体的に日本よりも成績が良かったのでほっとした」とし、「日本のマラソンのレベルは高く、2時間8分台や2時間6分台を出すことも多い。しかし、これら(のタイム)はそれぞれが違うコース、違うレースで記録したもの。もし私たちが一緒にレースをしたら、私たちの方が劣るとは限らない」と語った。

記事は、「歴史的な五輪記録の突破に加え、今大会に参加したことの最大の価値と意義は日本マラソンを追いかけるための自信を獲得したことだと言える」と評価。楊も「日本のマラソンは全体としてレベルが高い」と認める一方、中国のマラソンも成長しているとした。そして、その背景にはコーチや医療スタッフの奮闘のほか、中国陸上競技協会の報奨制度もあったことを明かした。日本と同様、中国の国内記録を更新すると報奨金が支給されるという。

記事は楊について「2017年に負傷や記録の伸び悩みから、練習したくないと思うほどのどん底を迎えたが、それでも歯を食いしばってトレーニングを続けた。2019年の世界選手権(ドーハ)では前半で嘔吐しながらも2時間15分17秒で20位に入り、初めて日本選手(山岸宏貴の2時間16分43秒が最高)に勝利した」と伝えた。

3年後のパリ五輪では32歳になる楊だが、「身体が許せば次の五輪も中国代表として出場し、さらに記録や順位を上げたい」と抱負を語っている。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携