Record China 2021年8月12日(木) 14時20分
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ドーピング規定違反で東京五輪出場がかなわなかった中国競泳の孫楊がこのほど、ネットの生配信でのインタビューに登場。引退についての質問に涙を流す場面があった。
ドーピング規定違反で東京五輪出場がかなわなかった中国競泳の孫楊(スン・ヤン)がこのほど、ネットの生配信でのインタビューに登場。引退についての質問に涙を流す場面があった。中国のスポーツメディア・新浪体育が9日付で伝えた。
司会者の劉建宏(リウ・ジエンホン)氏はインタビューの中で「アスリートはいつの日か引退しなければなりません。どれほど偉大なアスリートもそうです。あなたはこれまでに(引退について)自分で考えたり、家族と話し合ったりしたと思いますが、いつになるのであれ、本当に引退することになったら、その後の予定について考えていますか?」と質問した。
これに対して、孫は目を潤ませてしばし沈黙。その後、「その(引退の)考えは去年からありました。いつプールを離れるとしても、いつかはその日が来るのです。ずっと思ってきたことは水泳をもっと広めたいということ。2024年にせよ、2028年にせよ、2032年にせよ、私たちには若い選手が必要です。新しい血を入れなければなりません。ですので、私は水泳学校を設立してもっと多くの子どもに、水に触れて水泳を好きになってほしい。彼らが夢に向かって、そして祖国のために奮闘し努力できるようにしてあげたいです」と語った。
中国のネットユーザーからは「彼が獲得した金メダルは正真正銘の本物だ」「李寧(リー・ニン)、劉翔(リウ・シアン)から孫楊まで、中国人は変わらないな(過去にもスポーツ選手にバッシングを浴びせてきたという意味)」と擁護する声が上がっているが少数で、「彼を擁護する人には本当に言葉がない」「暴力による検査妨害は言い逃れできないでしょ」「何を泣くことがある。自分が節度を守ることが重要だ」「まずは自分の心を鍛えることが先」「中国水泳界への謝罪が済んでいない。あなたの事件のせいでどれだけ中国水泳界がターゲットにされたことか。検査率は増え、成績には疑いの目を向けられ、国際大会では抗議デモまで起きたんだ」などの批判の声が多数寄せられている。
孫は2018年9月のドーピング検査で、採取された血液サンプルの容器を破壊するなどの妨害行為に及んだとされる。孫は当時の検査担当者の不備を主張したが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は今年6月22日に4年3カ月の出場停止処分を下した。(翻訳・編集/北田)
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