Record China 2021年8月14日(土) 12時30分
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米国の大学進学適正試験と高校生用の早期履修プログラムの教材の多くが、韓国の歴史について誤った説明を記載していることが分かった。
米国の大学進学適正試験(SAT)と高校生用の早期履修プログラム(AP)の教材の多くが、韓国の歴史について誤った説明を記載していることが分かった。12日、韓国・ソウル新聞が伝えた。
記事によると、韓国の市民団体VANKは最近、Barron’s、College Board、Princeton Reviewら3社が新たに発行したSAT用の教材を調査。その結果、20年12月1日にBarron’sから出版された「SAT 世界史試験」3版には、「百済は朝鮮半島の南東にあった」「百済は日本の歴史の一部だ」という誤った記述が含まれていることを確認した。また、同書は三国時代以前の韓国史については説明せず、「1952年に朝鮮戦争が勃発した」「1988年のソウル五輪開催時にも独裁政権を維持していた」などの誤った文章も記載。さらに、同書の2版では日本と韓国の間の海を「東海」(East Sea)と表記していたが、3版では「日本海」(Sea of Japan)に修正していたという。
また、Barron’s社が発行した他の教材「AP人文地理学プレミアム」でも、「朝鮮半島では中国と日本の文化が支配的だった」という記述と共に、韓国の主な宗教を「イスラム教」と誤って説明していたとのこと。
一方、SAT を主催するCollege Board社が出版した世界史の過去問題集では、1300年の地図上で韓国の高麗がモンゴルの汗国に含まれており、解説文にも「地図で黒くなっている部分は、すべてモンゴルの汗国の範囲」と記載されていた。同社によると、9745人の学生がこの試験を受験し、69%の受験生がこの問題を解いたという。別の過去問題でも、1875年以前の朝鮮を独立国家ではなかったかのように記述し、1894年に勃発した東学農民運動を「内戦」と定義していた。
SATは毎年約220万人が、APは毎年約30万人の高校生が受験している。VANKは20年9月からSATやAPの教材の出版社を対象に韓国に関する誤りの修正を要求する運動を行っているといい、今回調査した教材の誤りも指摘する意向だという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「米国の出版社が無知なのか、日本の仕業なのか…。必ず修正して韓民族の正しい歴史を学ばせるべき」「米国と日本は兄弟なのか?」「3版で急に東海から日本海に変わったのは、100%日本が関わっている」「検証もせずにこんな内容を教科書に載せるなんて…」「VANKが韓国の歴史を正すためにこれほど努力しているのに、外交部はセクハラ事件ばかり起こしてる。国の莫大な税金を使いながら、VANKの半分の仕事もしていない」など、不満の声が続出している。(翻訳・編集/丸山)
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