2021年8月16日、韓国・YTNは、日本からの解放記念日である光復節を迎えた韓国で、上空から竹島を眺める「特別なイベント」が開かれたと報じた。

記事によると、竹島の管轄権を主張している慶尚北道は光復節の15日、大邱・慶北統合新空港の移転地選定1周年の記念と2025年に開港する鬱陵空港のPRのため、「大邸-鬱陵島（独島）無着陸飛行イベント」を行った。

イベントは韓国唯一のコミューター航空会社「ハイエア」の50人乗り航空機を使用し、午前8時15分と午後2時45分の2回にわたって行われた。航空機には、慶尚北道がSNSを通じて募集、選定した一般市民や光復会・独島（竹島の韓国名）関連団体のメンバーが搭乗。大邸空港から離陸し、鬱陵島と竹島の上空を飛行した。また、参加者にはお土産として「独島名誉住民証」や「独島空気缶」などが配られた。飛行中は、竹島の歴史や自然について理解を深めるための学びの時間も設けられたという。

イベントに参加した光復会関係者は「とても感激した。韓国の土地である独島を大切に思う気持ちがより強くなった」と感想を述べた。慶尚北道統合新空港推進団長は「航空機が大邸空港を出発し、鬱陵島・独島の上空を飛行するのは初めてのこと」と説明したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「いいアイデア」「このイベントを毎日開催してほしい」「鬱陵島に行くたびに独島上空を旋回してほしい」「私も飛行機に乗って独島に行ってみたい」など肯定的な反応が寄せられている。

その他「独島を韓国領と主張できず、日本の目を気にして過ごす時代は終わった」「韓国の領土である独島の上空を行き来するのは当然のことなのに、なぜこんなにも感動するのだろう。日本が独島を奪おうなんて愚かな考えを起こさないよう、一日も早く国力を育てよう」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）