<陸上>100m9秒83の蘇炳添「記録まだ伸ばせる」と確信、「アジア人限界説なんてない」とも

Record China    2021年8月16日(月) 18時20分

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中国国営テレビによると、東京五輪陸上男子100メートルでアジア記録をマークした中国の蘇炳添(32)がさらなる記録更新の可能性に言及した。

中国国営テレビ(CCTV)によると、東京五輪陸上男子100メートルでアジア記録をマークした中国の蘇炳添(スー・ビエンティエン。32)がさらなる記録更新の可能性に言及した。

蘇は8月1日に行われた同種目の準決勝3組で、自身が持つアジア記録9秒91を大きく更新する9秒83をマークした。

このほどインタビューを受けた蘇は、「同じ組には金メダル候補が2人いました。だから、準決勝が私にとっての決勝で、全力で臨まないといけないと思っていました。これほどのタイムが出るとは、正直思っていませんでした」と語った。

また、「準決勝と決勝の間は3時間もなく、着替えてサブグラウンドに戻って少し飲んだり食べたりして、それからすぐにまたウォーミングアップをしました。競技の30分前には集合しなければならず、休む時間はほとんどありませんでした。ですので、準決勝の9秒83が今日の限界だなと思っていました。準決勝で過度に負荷をかけたので、決勝までに何%まで戻せるか分かりませんでした」と語った。

記者から「準決勝のタイムを決勝に置き換えて見ると、メダルが取れていたかもしれませんね」と聞かれると、「きっと取れていたでしょう。でもその可能性はありません。準決勝から決勝に上がった時点で、決勝でメダルを取る力は残っていなかったと思います。その日の目標はしっかりと自分の走りをすることだったので、このレース(決勝)はとてもうれしかったですし、残念だとは思っていません。もう少しでメダルだったとの報道がありましたが、皆さんの私への期待値が高すぎるんですよ」と答えた。

このほか、「皆さんが最も気にしているのが、東京五輪があなたのピークなのかということだと思いますが?」との質問には、「ピークかどうかは分かりませんが、機会があればまた挑戦したいと思います。9秒83を出しましたが、まだ(記録を)高める余地はあると感じています。自分で体験して初めて(それ以上伸びる)余地があるかが分かることもあります。私は必ずその余地はあると思っています。アジア人の限界と言われますが、限界説なんてないと思います」と語った。

35歳で迎えるパリ五輪については、「そんなに遠くのことをお答えすることはできません。1年しっかり走ることができればもう1年と考えています。国のために戦えると思えたらそうします。2023年の段階で走れるのであれば、2024年に挑戦することになるでしょう。でも、どうしても無理なら(競技から)離れることを選択するでしょう」と語った。(翻訳・編集/北田

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