Record China 2021年8月18日(水) 6時20分
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日本製品の不買運動から2年、最近韓国のコンビニエンスストアでは、韓国産のクラフトビールが急速に売れ行きを伸ばしているという。写真はビール。
2019年7月に始まった日本製品の不買運動から2年、最近韓国のコンビニエンスストアでは、韓国産のクラフトビールが急速に売れ行きを伸ばしているという。8月15日、韓国メディア・ニューシスが報じた。
記事によると、韓国の大手コンビニエンスストア「GS25」において日本ビールの売上高は毎年減少を続けており、20年の上半期は前年比90.2%減、21年の上半期は91.2%減だった。また別の大手コンビニエンスストア「CU」でも、20年の上半期は前年比96.1%減、21年の上半期は13.1%減と下落を続けている。
不買運動開始前の18年には、日本を含む輸入ビールの売り上げは57.3%で、韓国ビール(42.7%)を大幅に上回っていた。しかし不買運動が始まった19年には輸入ビールが54.4%、韓国ビールが45.6%と差が縮まる。そして翌年の20年には韓国ビール(55.1%)が輸入ビール(44.9%)を超え、21年の上半期には57.7%対42.3%と、さらにその差を広げているという。
記事は「このような背景には、日本ビールの減少幅を大きく上回る韓国産クラフトビールの成長がある」と報道。セブン‐イレブンでは、韓国クラフトビールの売り上げは20年の上半期に前年比6.5倍、21年の上半期には前年比3.8倍の増加を記録した。売上比率も18年は全体の2.5%に過ぎなかったのに対し、21年1~7月には15%を超えたという。
韓国のコンビニ業界関係者は、「20年の酒税法改正により販売チャネルとマーケティングが拡大されたことで、クラフトビール業界は追い風を受けた」とし、「コンビニエンスストアがさまざまなメーカーとのコラボ商品をリリースし、MZ世代(1981~95年生まれのミレニアル世代と96~2012年生まれのZ世代)の関心を集めていることも人気の要因」と分析している。
また、「MZ世代を中心に『カジェムビ』(コストパフォーマンス+楽しさという意味の造語)や『ファンスーマー』(fun + consumerの造語)を追求する消費傾向が目立ち、商品を買う時もSNSに投稿できそうなものを選ぶ」とし、「今後はコラボビールを中心にクラフトビール市場が再編されるだろう」と予想しているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「うれしいニュースだね」「ビールの不買運動は続けるべき」「最近は韓国産のおいしいビールが多いから、あえて日本ビールを飲む必要がない」「誰に何と言われても、もう不買運動が生活に染み付いてる。韓国ファイト」などのコメントが寄せられている。
一方では「不買運動への賛同と放射能汚染への心配から日本ビールは飲まないようにしているけど、正直国産のビールはおいしくない。アサヒやサントリーが恋しいな」「だったら五輪もボイコットすべきだったね」「ポカリスエットやオロナミンCのような日本で開発された飲み物は不買運動をしないの?」など、批判的な意見も見られた。(翻訳・編集/丸山)
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