感服!金メダルかんで大騒動の名古屋市長が見せた「知恵」―華字メディア

Record China    2021年8月19日(木) 9時30分

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17日、日本華僑報網は、金メダルをかんで批判を浴びた名古屋市の河村たかし市長が繰り出した政治家としての「知恵」について紹介する記事を掲載した。

2021年8月17日、日本の華字メディアの日本華僑報網は、金メダルをかんで批判を浴びた名古屋市の河村たかし市長が繰り出した政治家としての「知恵」について紹介する記事を掲載した。

記事は、河村市長が今月4日、東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表・後藤希友選手の金メダルをかんだことで世論から猛烈な批判を浴びたと紹介。批判を受けて河村市長は当初「最大の愛情表現」などと弁解したものの、数日後には謝罪に追い込まれたと伝えた。

しかし、謝罪でも批判の声は収まらず、後藤選手の所属先であり東京五輪最大のスポンサーでもあったトヨタ自動車が新しいメダルと交換するよう要求、結局11日に萩生田光一文科相が河村市長を痛切に批判した上で、日本政府としてメダルの交換を行うことで事態は一段落したと紹介した。

そして、大失態を犯した河村市長について「これで政治生命は終わり」かと思いきや、「重要なタイミングで、ベテラン政治家らしい老練の知恵を繰り出してきた」と指摘。萩生田文科相から批判を受けた翌日、河村市長が再び謝罪するとともに金メダルの交換費用をすべて負担することを申し出たほか、16日には市長を辞職しない意向を示す一方で、自身の給料3カ月分、計150万円を返上することを発表したと伝えた。

記事は、この発表によって世論の注目点は「市の首長の月給がわずか50万円」という点に移り、河村市長に対する同情の声すら出てきたと紹介。「それに引き換え国会議員は給料をもらいすぎ」「謝罪しているし、交換費用を負担すると言っているのだから、給料返上には及ばない」「河村市長は身をもって多くの改革を実施してきた」といった意見が寄せられているとし、「見よ、これが名古屋市長の政治的な知恵だ。感服せずにはいられまい」と評している。(翻訳・編集/川尻

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