バイデン氏はなぜウクライナに派兵しない? 台湾学者「台湾のための戦いこそ世界大戦に値する」

Record China    2022年3月5日(土) 19時30分

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4日、米華字メディア・多維新聞は、米国政府がウクライナに派兵しない理由について台湾の経済学者の発言を紹介する記事を掲載した。写真は台北市。

2022年3月4日、米華字メディア・多維新聞は、米国政府がウクライナに派兵しない理由について台湾の経済学者の発言を紹介する記事を掲載した。

記事は、台湾のマクロ経済学者・呉嘉隆(ウー・ジアロン)氏が先日台湾で放送されたテレビ番組の中で「もしウクライナに米軍が派遣されたならば、それこそ台湾にとって真の危険ではないか。世界大戦は、台湾をめぐってしか起こり得ない。台湾こそ世界大戦を引き起こすに値する力を持っており、ウクライナでは力不足だ。われわれは米軍をウクライナに吸い付かせてはならない」と語ったことを伝えた。

また、2月14日に放送された番組の中でも同氏がウクライナ情勢と中台問題の関係性について言及し、「ロシアがウクライナに出兵しなければ、それはロシアが北大西洋条約機構(NATO)と和解して冷戦を終わらせ、NATOが中国に対抗することを望むことを意味する」「米国が出兵しなければ、それは兵力を台湾に注ぐ用意があることを意味する」といった主旨の発言をしていたと紹介している。

さらに、同氏は中台問題においてしばしば物議を醸すような発言を繰り返しており、昨年3月に中国本土が台湾産パイナップルの輸入を停止した際には「中国本土がパイナップルを買わないのは表面的な原因ではなく、獲得している外貨が不十分であることが理由かもしれない。外貨を多く確保することで、まもなく期限を迎えるドル建て債務の償還に使うつもりだろう」と語っていたことなどを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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