中国の料理バラエティー番組「中餐庁」で油の入った鍋から突然火が立ち上るアクシデントが起き、人気俳優ゴン・ジュン（龔俊）の機転が危機を救ったとの記事が23日、中国のサイトに掲載された。

同番組は俳優のホアン・シャオミン（黄暁明）を店長に、ゴン・ジュンらが店員としてキャンピングカーで長沙、桂林、海口の3都市を回り、ご当地グルメを一から習って訪れた客におもてなしをする構成になっている。

記事は「突然の火に現場は一時騒然となったが、ゴン・ジュンが機転を利かせて鍋にふたをした」と紹介。共演者がふたを取るタイミングが早かったため火はまた勢いを見せたものの、記事は「ゴン・ジュンのやり方は正しい方法。さすがドラマ『你好、火焰藍』で消防士を演じただけのことはある」などと称えた。

この場面をめぐっては江西省南昌市の消防当局も中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で紹介し、「霍（フオ）副隊長（ドラマでゴン・ジュンが演じた役）が自ら手本を示してくれた」とツイート。その上で、「絶対に水はかけないで」と注意を呼び掛けている。（翻訳・編集/野谷）