Record China 2021年8月23日(月) 20時20分
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中国上海市で19年前に行方不明になった女性の遺体が床下から発見される事件があった。中国メディアの新浪新聞が22日付で伝えた。
報道によると、上海市松江区に住んでいた当時38歳の徐(シュー)さんは2001年の某日に突然行方不明になった。不思議なことに、夫は一度も警察に通報したことはなかったという。
事件から8年が経過したころ、徐さんの実家の家族がようやく警察に失踪届を提出し、「夫に殺害された可能性がある」と訴えた。家族によると、夫婦の仲はあまり良くなく、頻繁に口論をしていた。徐さんが行方不明になった後に、夫が自宅の床下にセメントを流し込む工事を行っていたという。
警察は家族からの訴えの前にも夫に対して事情聴取を行っていたが、直接的な証拠が見つからなかった。自宅には未成年の子どもがいたため、別の角度から捜査をしようと思っていた矢先に、夫が交通事故に遭い死亡した。
その後も捜査を続けた警察は、夫が自宅の1部屋にだけセメントを流し込む工事を行っていたことから、夫が徐さんを殺害して遺体を床下に隠した可能性が高いと判断した。
自宅は夫が死亡した後、徐さんの息子が他人に貸し出していた。20年12月に住人が退去したため床下を捜索したところ、首にコードが巻かれた状態の徐さんの遺骨を発見した。
徐さんは首を絞められたことによる窒息死と推定され、総合的に見て、夫が犯人である可能性が極めて高いとされた。警察は共犯や目撃者がいたかについてさらに詳しい捜査を行うとしている。(翻訳・編集/北田)
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