Record China 2021年8月26日(木) 6時0分
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最近10年間で、韓国の製造業者の高齢化が日本や米国よりも急速に進んでいることが分かった。
最近10年間で、韓国の製造業者の高齢化が日本や米国よりも急速に進んでいることが分かった。8月23日、韓国メディア・アジア経済が報じた。
韓国・全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院(韓経研)は23日、2010~20年における「製造業就労者の高齢化推移」の分析結果を発表。それによると、10年に15.7%だった50代以上の製造業就労者の割合は20年に30.1%となり、14.4ポイント増加したことが分かった。同期間において15~29歳は6.4ポイント、30代は7.3ポイント、40代は0.8ポイント減少したという。
また11~20年における韓国の製造業就労者の平均年齢は、39.2歳から42.5歳と3.3歳上がった一方、日本は41.6歳から42.8歳で1.2歳の上昇、米国は44.1歳から44.4歳と0.3歳の上昇にとどまっていた。現在のところ韓国の製造業就労者の平均年齢はまだ日本や米国よりも低いが、韓経研は「このような傾向が続けば、26年に韓国の製造業就労者の平均年齢は44.9歳となり、日本(43.6歳)と米国(44.6歳)を越えるだろう」と指摘している。
製造業の高齢化の原因として、韓経研は少子化に伴う国民全体の高齢化と、企業の各種規制が影響を与えたと分析。特に厳しい労働規制によって既存の正規職が厚く保護されたことで、製造業への投資と雇用が萎縮し、若い世代の新規参入が難しくなったと説明している。製造業界の雇用は10~15年の間には59万7000人増加したが、15~20年は7万1000人増えた程度だったという。
さらに最近10年間の年齢別賃金の推移を見ると、50代以上の高齢層の賃金増加率は若い世代よりも高いといい、韓経研は「人材の高齢化により労働生産性が低下する一方、企業の人件費負担は増えると見られ、製造業の活力は急速に鈍化する可能性がある」と主張している。
この記事を見た韓国のネットユーザーからも、「既存の労組は、給与は高いくせに仕事もせずストライキをしてばかり。生産性は世界最低だ」「50年後には人口が2000万人にまで減るという予想もあるし、韓国は滅びるしかない」「最近の2~30代は工場で働かない。親のすねをかじりながら公務員試験の勉強に10年以上費やす人も大勢いる」「若い世代はカカオ、ネイバー、クーパンのようなサービス業を好むし、環境問題との兼ね合いで製造業はどんどん事業が難しくなっているからね…」「最近の若者は毎日働くよりもユーチューバーや株式投資、不動産投資に走りがち」など、ネガティブな意見が多く見られた。(翻訳・編集/丸山)
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