2021年8月23日、韓国・デジタルタイムスは、韓国の高校1年生の女子生徒が海外のオンラインマーケットに書簡を送り、旭日旗の販売を中止させたと報じた。

記事によると、江原道原州の北原女子高校に在学中で、「サイバー外交使節団」と呼ばれる市民団体VANKのメンバーとして活動しているチョン・ガヨンさんはこのほど、世界に1000万人を超える会員を保有するオンラインプラットフォーム「Envato」で旭日旗のストックフッテージが販売されているのを発見した。すぐに販売中止を求める内容の書簡を送ったところ、Envatoがこれを受け入れたという。

Envatoは豪州に本社を置くオンラインプラットフォームで、ホームページの制作に必要なワードプレステーマ、プラグイン、ベクターデザインなどさまざまなデザインソースを販売している。

書簡は旭日旗について「第2次世界大戦と戦争犯罪を象徴する旗で、ナチスドイツのハーケンクロイツと同じ性格を持つ」と説明したという。

チョンさんは販売中止要請が受け入れられたことについて「私のような高校生でも歴史の歪曲（わいきょく）を正せるということが分かってとてもうれしい」とし、「今後は外国の人たちに韓国の歴史と文化を教えられるよう努力していく」と話したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「立派な生徒。誇らしい」「韓国の国会議員よりはるかに立派だ」「韓国の次の世代の子たちは頼もしいね」「こういう子どもが増えれば韓国の未来は明るい」「Envatoの賢明な判断にも拍手を送りたい」など称賛の声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）